第39回近畿作業療法学会

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第39回近畿作業療法学会 学会長 野田 和惠

歴史と文化が交差する地域であります近畿の二府四県の作業療法士会が集まり、近畿作業療法士連絡協議会として、近畿の作業療法士は学術研鑽・人材育成・広報啓発・教育研修・災害支援などに注力しております。二府四県作業療法士会持ち回りで開催する近畿作業療法学会は39回を数え、2019年度は一般社団法人兵庫県作業療法士会が担当で開催いたします。

今回の学会テーマ「すぐできる、もっとできる-可能性を拓く」に込められた思いは学会に参加した作業療法士が、よりよい作業療法実践のアイデアを持ち帰り、次の日にすぐ実践でき、そしてその実践がよりよいものになることです。それと同時に作業療法対象者の改善(すぐできる、もっとできる)を期待する願いも込められています。

さて、1990年ごろ高齢社会対策が急がれはじめたことを契機に、作業療法士数は急増し、現在では構成員の半数を20歳代が占めるという非常に若い職能団体となっております。また、作業療法士の約65%が女性で、出産・育児に伴う仕事の中断もあり、キャリア継続や仕事再開への支援も重要な問題となっています。高度専門職種教育も道半ばで、卒後教育、特に若い世代への教育は非常に重要で、学会が担う教育への役割もおおきなものがあります。このような期待を背景に、第39回学会では、次のような特長を持ったプログラムで構成しています。

  • (1) 臨床家に日頃の疑問を解決できる情報を提供すること
  • (2) 若い世代が研鑽をつみ、休業者が仕事の再開のきっかけを手にすること
  • (3) 作業療法士が抱える課題について、分野を超えて相談し切磋琢磨する場を提供すること
  • (4) 激変する社会にあって、作業療法士が地域包括支援体制を担う職種として成長する機会を提供すること

さて(1)では、情報通信研究機構の下川哲也先生に、脳科学分野のネットワーク解析について解説いただき、脳の局在機能とはまた違った脳を理解する手段をご教示いただきます。(2)では、種村留美先生に脳画像、松原貴子先生に慢性疼痛、石川朗先生に在宅におけるリスク管理をテーマに、教育講演をお願いいたしました。(3)(4)ではエビデンスや連携をテーマにしたシンポジウム等を設けました。このほか、新世代の研究紹介なども用意しました。多くの情報に接し、よりよい作業療法実践や研究にむけたアイデアを持ち帰ることのできる会にするべく、関係者一同準備を進めております。

梅雨の最中ではありますが、多くの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

開催会場

事務局

神戸大学医学部附属病院
リハビリテーション部

〒650-0017
兵庫県神戸市中央区楠町
7-5-2
E-mail:kinkiot39@gmail.com

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